バスコレクション物語 新シリーズ展開中

安心のオープンパッケージ

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一時狂ったように買い漁っていたトミーテック製のバスコレクションですが、その賭博性に射幸心をくすぐられ、無節操な散財を繰り返してしまったので、しばらく遠ざかっておりました。先日、久し振りにトミーテックのWEBサイトを覗いてみると「全国バスコレクション」なる新シリーズが昨年4月より販売開始されているとか。全国47都道府県のバス事業者を順次ピックアップしていくとのこと。これは面白そうです。そして、従来のバスコレと決定的に違うのが中身が見えるオープンパッケージ方式による販売である点。従来のシークレット方式こそ私を散財に導いた元凶なので新シリーズでは同じ過ちを繰り返すことはなさそうです。ということで、早速1台購入してみました。

◆まずは縁もゆかりもある高槻市交通部から

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▲大阪府下衛星都市では唯一の公営バス

全国バスコレクションは既に第5弾、12社局まで展開が進んでおります。その中で最初に購入したのが第4弾でリリースされた高槻市交通部(交通局じゃない)。昭和47年~昭和59年まで高槻市民だった私にとっては思い入れのあるバスであります。もっともその頃は今とは異なり阪急バス類似のデザインでしたが。
大阪府の衛星都市でなぜ高槻市だけが交通事業を展開しているかというと、市域が南北に細長く、鉄道がその中央部を東西に走っているため鉄道駅と市内各所を結ぶ交通機関が不可欠だったためだそうです。(広報たかつきより)

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▲三菱ふそう エアロスター QKG-MP37FK

第1弾から第5弾まではエアロスターの最新バージョンが商品化されております。端正な車体デザインが私のお気に入りです。
高槻市バスのデザインは白ベースに緑と黄のラインという爽やかな色使いですが、Uの字型のラインがちょっと煩わしい感じがします。
側面行先表示は文字が小さく本誌独自の解読技術をもってしてもかなり難解でありますが、「富田団地→城西町→阪急高槻駅→JR高槻駅南」と表示されているようです。だとすればズバリ私が愛用していた路線です! 阪急高槻市駅が高架化される前の当時は阪急高槻には乗り入れていませんでしたけどね。

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▲スッキリした右側面

右側面はドアがないこともあって窓割り、ラインともに左側面よりもスッキリしたデザインになっています。三菱の車体デザインが際立つ感じです。左右側面、リアともに TAKATSUKIのロゴが入ります。都市名を積極的にアピールしている公営バスは珍しいのではないでしょうか。

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▲フロントとリア

前面の行き先表示は [1]阪急高槻駅経由 
JR高槻駅南 となっています。ちなみに[1]はいわゆる系統番号ではなく、行先を示す番号です。1=JR高槻駅南。他に主なターミナルとしては 11=JR高槻駅北、3=阪急高槻駅などになります。正確には阪急の駅は高槻市駅ですが、高槻市バスでは阪急高槻駅と通称されております。
運転席下には「環境にやさしい高槻市営バス」のキャッチフレーズが目をひきます。
ところで、ぐるりと見回しても「ノンステップバス」の標記がありません。概ね他社局ではデカデカと標記されており、てっきり監督ご当局のご指導によるものかと思っておりましたが。

とまあ、こんな感じで禁断のバスコレに再び手を出してしまいました。オープンパッケージの本シリーズにおいては過去の過ちを繰り返すことはないでしょう。大人買いもしないと心に誓っております。とはいえ、シークレット方式の箱を開けるときのワクワク、ドキドキ感は忘れられません。

全国バスコレクション WEBサイト http://www.tomytec.co.jp/diocolle/lineup/bus_zenkoku/zenkoku004.html

バスコレクション物語 第15弾 岩手県交通

涼しげな色のバス

めげずに集めてます「ザ・バスコレクション」。
今回ご紹介するのは第15弾のいすゞCJM500・北村ボディの岩手県交通ヴァージョンです。
北国の事業者とは思えない涼やかなデザインですが、現在は徐々に国際興業グループ標準デザインに変更が進んでいるようです。

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▲岩手県中南部を席巻していたデザインですが・・・・

県交通という名称ですが、岩手県が出資しているわけではありません。県内中南部に割拠していたバス会社を統合の結果生まれた事業者だそうで一時期社長を県が派遣していたとか。現在は国際興業傘下となっています。

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▲左サイド

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▲右サイド

右サイドの無駄のないデザインが印象的です。クールなカラーリングによく似合います。
思えばこの手のボディもいつの間にか見なくなりました。

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▲正面

方向幕は「岩手病院前(?) 経由 厳美渓」

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この色のバスが残っている間に久しぶりに岩手県を再訪したいものです。

なお、岩手県交通の現在の様子についてはharuさんが「平泉で路線バス三昧@岩手旅」で紹介されていますのでご紹介させていただきます。動画付きですよ!
訪問は >>>コチラから

・・・・実はこのモデル、手許に4台もあります。無駄遣いを防止するため「1回の来店ごとに1個しか買わない」をルールに定めましたが、この有様です。

バスコレクション物語 第15弾 驚きの行先表示

北海道中央バス「神戸学院大学行」!?

こんな不良品もあるんだなと感心しました。
バスコレ15弾3台目はご覧の三菱ふそうエアロスターMP35UMの北海道中央バスでした。欲しかった京阪バス、阪急バスをまたもはずし残念ではありますが、だぶってないので良しとしましょう。いつものようにルーペで仔細に眺めておりますと・・・・

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▲前面には[2]桜町と表示されています

前面の行先表示は[2]桜町と表示されております。なかなか忠実に仕上がっているようですな。ふむふむ・・・・・

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▲ところが側面の表示を見ると・・・

さて、側面の表示はどうなっているのかな。かなり細かいなあ・・・なになに・・・[55]神戸学院大学行!? 経由を見ると「黒橋→免許試験場→明石高校→日向町」となっているではあーりませんか! これってひょっとして神姫バスではないのか?

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▲問題の側面表示ですが、ちょっと判読できませんか・・・

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▲執念のトリミング これでどうでしょう


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▲右側面 三菱らしい端正なフォルムです

他のバスコレマニアのブログを見るとやはり神姫バスモデルは[55]神戸学院大学行になっていました。なんたること! 北海道中央バスのモデルの側面表示に神姫バスの表示をプリントしてしまったようです。本来はどう表示されているんでしょうか?

→中央バスのHPでは 高島3丁目ー小樽駅ー桜町 となっています。
以前小樽を訪れた折、バスを間違え高島まで行ったことがあります。港を見下ろす高台でした。これも何かのご縁でしょう(笑)

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▲リアの表示も[2]桜町です

神姫バスモデルと中央バスモデルは側面が同一仕様になっているのが原因ようです。他のコレクターさんのブログを見ていると表示が飛んでしまっている商品もあるようです。LED表示だから明滅の瞬間を再現したんでしょうか(笑)
バスコレは中身を確認できないシークレット形式の販売ゆえ商品管理には徹底を期していただきたいもの。まだまだ叱らないといかんようですな。
この商品ですか? メーカーのトミーテックに返品しようかとも思いましたが、将来プレミアが付くかもわからないので手許においておきます(笑)

バスコレクション商品情報は >>>こちらです。