雨中の山陽道をひたすら西へ
2023年の三が日も明けましたので昨年暮れの予告どおり(>>>こちら)呉、広島への遠征の模様をお伝えしましょう。予告編と重複しますが、この旅のアウトラインをもう一度記しておきます。
この旅のきっかけは、家人が呉まで日帰りドライブに出掛けるというので片道だけ便乗させてもらい、後は単独行動とし広島市内に移動、乗り鉄に勤しむという内容です。
2023年の三が日も明けましたので昨年暮れの予告どおり(>>>こちら)呉、広島への遠征の模様をお伝えしましょう。予告編と重複しますが、この旅のアウトラインをもう一度記しておきます。
この旅のきっかけは、家人が呉まで日帰りドライブに出掛けるというので片道だけ便乗させてもらい、後は単独行動とし広島市内に移動、乗り鉄に勤しむという内容です。

▲山陽自動車道を西へ西へと
出発は何だかんだで8時頃にずれ込み、あいにくの雨の中いつもの新名神に入り高速道路の快適なドライブの始まりです。神戸JCTから山陽道に入り西へ西へと進みます。

▲9:44岡山県に入ります
広い兵庫県を横断し9:44、岡山県に入ります。

▲瀬戸PAで一休み
10時頃岡山市内の瀬戸PAで一休み。碑には吹田へ149km、下関へ338kmとあります。併設されているセブンイレブンで食料を調達し、10:30出発します。

▲12:47呉ICを通過 標識は直進呉市街・広島 左三原・竹原の表示
高屋JCTから東広島呉道に入り12:47、呉ICを通過、13時過ぎ大和ミュージアムに到着しますが、隣接する駐車場は満車。しばらくさまよった後ミュージアム至近の立体駐車場を見つけクルマを放り込みます。雨はまだ止みません。
◆呉海自カレー
少々遅くなりましたが、昼食とします。呉といえば海軍カレーですね。いや、我が国に海軍は存在しませんので呉海自カレーです。

▲ハイカラ食堂の潜水艦カレー
呉市内20の飲食店が参画し、それぞれ海上自衛隊呉基地に所属する艦艇からレシピを受け継ぎ提供しています。自分のお気に入りの艦艇のカレーを提供している店を訪ねたいところですが、時間もないので駐車場と同じビル内にある「呉ハイカラ食堂」へ。ここは潜水艦「そうりゅう」とタイアップしており「潜水艦そうりゅうテッパンカレー」が一押しのようですが、あいにく売り切れということでシンプルな「潜水艦カレー」を選びました。なかなかの辛口でした。
それにしてもこの店、店内には軍歌、マーチが流れ、スタッフさんのユニフォームは自衛官のものに類似しているなど独特のムードを醸していました。
呉海自カレー詳細は 呉海自カレー事業者部会HPへ >>>こちら
◆大和ミュージアム
▲いよいよ大和ミュージアムへ
ミリタリームードに浸っている間に雨も上がり、大和ミュージアムへ向かいます。天気も悪いし空いているだろうと予想していましたが、いやいやなかなかの人出です。この日は特別展「海軍を描いた作家」が開催されており迷わず特別展料金を払って見学しました。なにしろかつて貪るように作品を読んだ吉村昭のナマ原稿を拝めるのですから見逃せません。他にも阿川弘之、半藤一利などにスポットを当てた展示は魅力たっぷりでした。
▲大和ミュージアムのシンボル戦艦大和の模型
特別展ですっかり時間を食ってしまい一般展示はざっと流します。館内中央にドカンと鎮座し、カメラの的になっているのは戦艦大和の1/100模型。ミュージアムのシンボルです。
▲ロビーからは建造中のコンテナ船が
ロビーからはガラス越しに呉港の様子が見渡せます。目立っているのはピンクの船体にONEのロゴが入った巨大なコンテナ船です。ONE(Ocean Network Express)は日本の大手海運会社3社のコンテナ部門を統合した組織。ジャパンマリンユナイテッド呉事業所で建造中と思われるこのコンテナ船、おそらく全長300mはあろうかという巨大船です。大和よりデカイ船です。
やっぱり平和な商船を見ている方が私には合っているかな・・・。
◆鉄のくじら館
▲交差点にドカンと潜水艦
舌の根も乾かないうちに続いては鉄のくじら館へ向かいます。大和ミュージアムから徒歩3分ほどの所にあり正式名を海上自衛隊呉史料館を名乗ります。ここの一番のウリが本物の潜水艦です。なんと交差点の角に潜水艦がどっかりと。度肝を抜かれる光景です。
▲潜水艦と信号機、シュールです
呉駅の方から来るとコーナーを曲がってすぐこの光景が視野に飛び込んで来ます。
▲この船の正体は・・・
1986年に就役した海上自衛隊の潜水艦「あきしお」です。2004年に退役後、この地に陸揚げされ展示されているそうです。
基準排水量:2250トン、全長:76.2m、水中速力:20kn/h(約37km/h)、乗員:75名とのこと。
▲艦内も見学できます
入館料は無料で、海上自衛隊の掃海任務などに関する展示の順路途中に潜水艦内が組み込まれております。残念ながら艦内は撮影禁止とのことで写真はありませんが、とにかく狭い。通路など人が行違うのも困難なほどです。乗員居住区は艦長以外は3段ベッドの大部屋でプライバシーなどありません。また、艦内には独特の匂いが染み付いています。よくぞこの空間で何十日も生活できるもんだと潜水艦乗りの強靭な体力と精神力には驚きの他ありません。
◆40年ぶりの呉線で広島へ
鉄のくじら館を出ると既に日も落ちています。呉でのミリ(ミリタリー)活もこの辺で切り上げ呉駅に向かいます。ここで家人と別れ単独行動に移るとともにテツ活開始です。
▲初めてのレッドウイングでテツ活開始(広島)
18:02発の呉線広島行きに乗ります。車両は言わずと知れたレッドウイングこと227系であります。あっという間に広島地区の國鐵形を一掃した立役者ですが、私は初対面。快適な転換クロスシートに身を預け40年ぶりの呉線を行きますが、日没後とあって往時を偲ぶべくもありません。すれ違うフレートライナーを見て山陽本線に入ったことを知り、18:47今夜の宿泊地広島に到着です。
▲広島駅に到着
さて、今夜の宿は駅直結のホテル川島を押さえてあります。体も疲れており、一刻も早くチェックインしたいところですが、夕食の調達をしなければなりません。駅弁コーナーを覗くも既に穴子寿司を除いて完売。仕方なくコンコースのセブンイレブンで仕入れ、駅ビル改築工事真最中の構内を抜け這う這うの体でホテルに入ったのでありました。
広島遠征初日はこんなところです。明日は広島周辺の乗りつぶしに勤しむことにします。鉄分満載でお届けしますのでお楽しみに!