服部天神駅へ初詣

駅名改称で賑わう天神さん

初詣、いつ行くの?


ウマでしょ!
※昨年の干支の引き継ぎ式での通天閣観光社長のスピーチからパクリました。

というわけで今年は決意も新たに元日から初詣に出掛けたのであります。
行き先は毎年恒例の大阪・豊中市内の服部天神です。

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▲今年は午年

服部天神といえば最寄の阪急宝塚線服部駅が昨年12月21日にズバリ服部天神駅に改称されたことからテレビCMを打つなど参拝客獲得に積極策を講じて注目を集めておりました。

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▲駅名改称効果?

午後一番に駅前に着き境内を目指すと凄い! 境内手前まで参拝客の行列が伸びており「最後尾」のプラカードを持ったガードマンが立っています。毎年訪れていますが、こんなことは記憶にありません。駅名改称効果なのか、CMが功を奏したのかわかりませんが、賑わっております。われわれも暫し行列に加わり参拝を済ませました。

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▲昨年末に服部駅から改称されました

改称された服部天神駅です。天神さんの案内を見ると元々箕面有馬電気軌道によりこの駅が開設された当時は服部天神駅を名乗っていたとのことなので(>>>こちら)、昔の名前に戻ったということのようです。

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▲地元商店街も改称を歓迎

ところで、西山天王山駅新設に合わせた阪急の駅名改称は他にも中山→中山観音、松尾→松尾大社など寺社名に合わせたものとなっており、そのタイミングからも初詣客目当てなのかと感じますねえ。利用客増加に繋がれば良いんですが。

今年のゲスト犬

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▲初めての遠足に疲れ気味?

初詣には毎年ワン公を連れて行くんですが、今年のお供はこいつ、ラブラドルレトリーバーの風(ふう)です。うちの飼い犬ではなく娘が通う動物専門学校で飼育されているんですが、冬休みの間当家にホームステイ中なのであります。生後4ヶ月とまさにヤンチャ盛り。うちに連れて帰ったときにはどうなることかと心配でしたが、今ではすっかり情が移ってしまっております。明日は学校に帰るとのこと。新年早々ペットロス症候群が心配です。

謹賀新年 2014

毎度おなじみの阪急梅田駅の風景より

2014年が明けました。みなさんおめでとうございます。
本年も「ホテル&トラベルジャーナル」に変らぬご愛顧をいただけましたら幸いです。

年賀状代わりの新春第一号記事は吉例の阪急梅田駅新春風景のご紹介です。

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▲宝塚線用5号線 最も華やかな感じです。 

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▲京都線用1号線 ザンネンなロングシート特急

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▲神戸線用7号線 LEDの行先表示は「神戸三宮」に対応

◆新春ヘッドマーク祭り開催中

阪急電鉄では只今5種類のヘッドマークを掲げてヘッドマーク祭り(?)を好評開催中であります。毎年恒例の「初詣」、「七福神巡り」に加え、「西山天王山駅開業」、「宝塚歌劇100周年」、「1000系デビュー」とまさに百花繚乱であります。

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▲神戸線ホームに並ぶ左から「1000系」、「宝塚歌劇」、「西山天王山駅」

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▲宝塚歌劇100周年記念ヘッドマーク

肝心のヘッドマークデザインが白飛びしております。懸命に修正しましたが、午後の陽射しには勝てず・・・・。

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▲側面ステッカー

ヘッドマークのデザインも概ね同じです。タカラヅカのイメージカラーであるすみれ色をあしらっています。宝塚線だけではなく神戸線、京都線の列車にも掲げられています。

それではみなさん、楽しいお正月をお過ごし下さい。

梅田阪急シャンデリアテーブルでランチ

懐かしの旧梅田駅ドームが復活

昨秋の阪急百貨店うめだ本店リニューアルオープンでお目見えしたレストラン「シャンデリアテーブル」を訪ねてみました。店には失礼ですが、食事よりも店内の装飾が目当てであります。そう!かつて阪急梅田駅のコンコースを飾っていたドーム天井がここに甦ったのであります。

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空いている時間帯を狙って平日の14時というアイドルタイムにお邪魔したのですが、予想に反してドームを見上げるメインホール部分の客席は7割方埋まっています。席数350という大型レストランだけにこの時間帯なら店内の写真も撮りやすかろうという期待はもろくも消え去り、専ら天井部分の装飾を収めるに止まりました。

◆私鉄王国関西の栄華を今に伝える

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▲シャンデリアと獅子のモザイク画

グリーターさんに先導されてフォアイエからメインホールに入ると、そこには正しくあのドームが! 1929年、旧阪急梅田駅のコンコースに設けられ、梅田駅移転後も2005年まで梅田阪急村のシンボルゾーンとして多くの人々から親しまれて来た壮麗なドームがシャンデリア、モザイク壁画とともにそっくり移設されたのであります。
それにしても、これだけのものをいったい何処にどのように保管していたのでしょう。

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▲モザイク画 龍と天馬

これほどの装飾を駅のコンコースに施していたとは、さすがに私鉄王国関西の盟主として君臨してきた阪急です。その力の大きさを誇示するに十分な迫力を感じます。関西のターミナル文化の象徴ということもできるでしょう。
時を同じくして復原された東京駅丸の内駅舎ほど大規模ではありませんが、東京駅は国威発揚を賭けて国家によって建設されたもの。一方こちらは一民間企業の手によるものです。かつて“大大阪”を自負していた大阪の民力の高さを偲ばせます。

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▲淡路牛コラーゲンカレーライスランチ ¥1600

そのドームを仰ぎ見ながら食したのは毎度のことながらカレーであります。3種のココット(サラダ、ニンジン、シャンピニオン)とコーンスープ付き。それほど辛さは感じませんが、即効で額に汗が滲みます。溶けそうになるまで煮込まれた淡路牛が印象的でした。

この店はかつての大食堂の位置付けかと思っていましたが、実際は全く異なります。価格的にはホテルのコーヒーハウス並み。メニューもランチで11種と、和洋中から多彩に選べた大食堂とは全く違います。もちろん百貨店直営ではなく専門業者が手掛けています。敷居の高さはドームの拝観料ってことでしょうか。まあ、終日に亘ってカフェ利用可能ではありますが。
かつては梅田を行き交う多くの人々が目にしていたドームをこの空間に閉じ込めてしまったのは些か残念です。

詳しくは シャンデリアテーブルWebサイト をご覧下さい。                   

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▲旧うめだ本店の基礎杭

13階の一角には旧店舗を取り壊す際に発掘された基礎杭がモニュメントとして飾られています。松材を使った杭は2700本が使用されたとのこと。元々「埋め田」と呼ばれた梅田界隈は地盤が緩く、国鉄の高架化、地下鉄の建設なども難工事だったそうです。


◆まだまだ変わる梅田の風景

JR大阪駅、阪急本店の改築落成をもって一段落したかに見える梅田地区の再開発ですが、まだまだ続きます。

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▲梅田阪急ビル スカイロビー

そんな梅田の姿を一望できる新しいスポットがここ。阪急本店も入居する梅田阪急ビルのオフィスタワー部分(41階建)15階にあるスカイロビーです。東~南~西面がガラス張りになっており大阪市中心部が一望できます。眼下には改築が決まった阪神百貨店と新阪急ビルが。百貨店13階とエスカレータで直結されていて、もちろんフリースペースです。残念ながらトレインビューではありません。

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▲街びらきを控えたグランフロント大阪

トレインビューなら阪急本店屋上から。大阪駅に出入りするJRの列車を見下ろせます。
そして、駅北側では梅田貨物駅の再開発事業であるグランフロント大阪の整備が4月26日のオープンを控えて仕上げの段階を迎えています。続いてヨドバシ梅田北側には高さ150mの超高層ビルの建設が決まっています。元ホテル屋としては老朽化した新阪急ホテルの動向が気になるところであります。
その影で梅田貨物駅が明日3月15日をもって廃止されます。

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▲インターコンチネンタルホテル大阪

そのグランフロント大阪、タワーCの高層階には世界にネットワークを展開するインターコンチネンタルホテルが272室の規模で出店。8月 6月5日のオープンを予定しています。壁面には既にロゴが取り付けられています。至近距離にあるウエスティン大阪との激突が見ものであります。

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▲梅田駅に並ぶ神戸線の面々

最後に阪急梅田駅の様子を。神戸線側からホームを一望できるカフェ・プレンティで一休み。めきめき存在感を増す9000系と嵐山花灯路のPRディスプレイ。
阪急本店のグランドオープン以降、梅田駅のみならずJR大阪駅の利用者も増えているとのこと。ターミナル百貨店の本領発揮でありますね。