涼を求めて来たはずが・・・・
能勢電鉄創立100周年勝手に記念企画、それでは後篇です。といっても川西能勢口へ戻るわけですが。
求めた涼はあるはずもなく終点妙見口に着きました。そのかわりたっぷりと雨をお見舞いされ、すごすごと妙見口を後にします。
▲100周年記念号(1994~2003Ver.)
やって来た電車は100周年記念号1994~2003バージョン。阪急カラーになる前のデザインで通称フルーツ牛乳とか。地元の宝塚造形芸術大学の先生がデザインされたと聞いたように思います。
▲100周年記念号車内です
車内は動く「昔ギャラリー」になっています。
阪急の車両そのものですが、吊革の取っ手は△になっています。
▲能勢電100周年昔ギャラリー 平野駅編
山下で乗り換え、さらに平野で降りてみました。平野は能勢電の本社と車庫がある正に中枢。
昔ギャラリーによると三ツ矢サイダーの発祥の地はここなんだそうです。知らんかったなあ。
子供の頃、夏休みに岡山の父の実家に帰省すると必ず三ツ矢サイダーが迎えてくれたもんです。コーラやファンタじゃなく三ツ矢サイダーこそが正しい夏の飲み物でした。
▲平野車庫全景
平野車庫に並ぶ能勢電オールスターズ。
阪急宝塚線沿線で生まれた私としてはなんとも心安らぐ顔たちです。
▲能勢電タイプの駅名標
次に下車したのは鼓滝。これぞ涼しそうな駅名です!
以前から気になってもおりました。右隣の駅名も魅かれるものがありますが。
それでは昔ギャラリーで由来を解明しましょう。
▲鼓滝駅の昔ギャラリー
答は、かつてこの地には高さ30mの滝があり、その水音が鼓を打つように聞こえたんだとか。
なんとも典雅で涼しそうな駅名ですな。
しかし、現在は滝など姿もなく暑さあるのみ・・・・。
▲ホームに接してトンネルが
滝はありませんが、トンネルはありました。ホームの川西能勢口寄りはトンネルに接しています。
しかも、トンネルの向こうには猪名川を跨ぐ鉄橋とさらにトンネルが。
まさにトンネル路線能勢電を象徴する光景であります。
▲涼しそうな車窓?!
それでは最後に今回の目的である涼しそうな風景を、と思いましたが、こんな画像しか
ありませんでした。淀んでる・・・・。
やっぱり車内からではこんなものでしょうか。本当はもっと渓谷らしい景色も見えるんですが。
今回の能勢電の旅。目的の涼しさはどこにもありませんでしたが、100周年を迎えた能勢電はなかなか活気があり、車窓も楽しめました。
大阪から手軽に行ける路線の中ではお勧めです!
次回来たときは「のせでん昔ギャラリー」一駅ずつ辿ってみたいものです。
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この記事へのコメント
ファジー
三ツ矢サイダーは、子供のころ自宅で飲んでました。平野が発祥の地とは知りませんでした。勉強になります。
当時、このサイダーだけは飲むことを許されていました。
コーラやファンタはもとよりキリンレモンも不可でした。
manamana
私鉄っぽくていいですね。
む〜さん
能勢電・・・・100年ですか。思えば只一回だけ訪問したのが昭和34年でした。オリジナルの電車や、阪急から来た木造車が、ポールを上げて頑張って居りました。そのときが創立51年・・・・あれから49年か!そうだなあ、私も70だもんなあ!能勢電も変わるわけですね。
そのときは、絹延橋までしか乗りませんでした。鼓ケ滝あたりにあったと聞く、併用軌道も健在だったはずで、惜しい事をしました。
サットン
三ツ矢サイダーは我々の親世代に圧倒的に支持されていたようですね。
そういえば、コーラを飲むと骨が溶けるなんて脅されたこともありました。
どこから出たデマか知りませんが。(笑)
サットン
本当に摸型見たいですね。
同じ顔の電車ばかりですが。
サットン
三ツ矢サイダー、特別な飲み物だったんですね。父の実家なんてグラスから栓抜きまで三ツ矢ブランドでした。
能勢電なかなか味わい深い路線ですが、車両は元阪急の2000,2100に集約されてしまい面白みに欠けるのが玉に瑕ですが。
ぜひ再訪をお勧めします。今度は絹延橋までといわず終点までどうぞ。
うたに
フルーツ牛乳とは・・・なるほど、懐かしい。あの味を思い出す色です(^^)
私の父の実家(群馬県)では、三ツ矢サイダーではなく、リボンシトロンがいつもありました。炭酸飲料も、土地柄があっておもしろいですね。
サットン
CMはかすかに記憶に残っていますが、飲んだ記憶がない。
でも、京阪の駅構内自販機では時々見かけるので今度試して
みます。
Sanohpy
よく仕事帰りの列車の中で飲んでいます。
他の炭酸飲料とは違い、何か懐かしい味がしますね。
今は関東の方の工場で一斉生産されていますが
昔は川西市平野に工場があって生産されていました。
能勢電久々に乗りに行きたいなぁと思いました。
サットン
みなさん、三ツ矢サイダーにはいろいろと思い入れがおありのようですね。
いまもたいていの自販機に入っていることを考えれば不朽の名作と言えるのかも。(アサヒ飲料の軍門に下りましたが)
能勢電、ぜひ訪ねて下さい。決して涼しくはないですが。(笑)