乗りつぶし 富山地方鉄道不二越・上滝線編 2022夏の富山旅⑦

富山地方鉄道全線完乗へ

立山線を乗りつぶし(>こちら)、地鉄に残された最後の未乗線区となった不二越・上滝線を目指します。

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▲上り「臨時」列車ですが・・・

立山から不二越・上滝線が分岐する岩峅寺までは再び「臨時」列車、ニューレッドアローのお世話になります。ただし、速達列車だった下りと違って上りは普通列車扱いで各駅に停車して行きます。発車標の表示も「普通」です。

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▲前面幕も「電鉄富山」の表示のみ

列車の行先幕も「電鉄富山」の表示のみ。臨時の表示などどこにもありません。しれっと定期列車に紛れ込んでいるようです。
でも、定期列車だと11:51発までさらに43分待ち時間が延びてしまいます。地味にうれしい「臨時」であります。11:08、立山駅を出発。

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▲千垣橋梁から常願寺川上流側を見る

復路も常願寺川と絡みながら山を下って行きます。往路の記事に掲載した千垣橋梁からの眺めを今度は逆サイドで。並行する県道182号線芳見橋の様子から高さが推測できます。

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▲岩峅寺でNRAを見送る

秘境駅各駅に停車しながら11:35,不二越・上滝線の乗換駅岩峅寺に到着します。

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▲岩峅寺駅舎

次の不二越・上滝線は12:21発、46分の待ち合わせ時間をどうしましょう。そこは個性派駅舎が揃う地鉄の中でも代表格の駅舎を持つ岩峅寺駅のこと、じっくりと駅見物をしていれば退屈もしないだろう、と高をくくっていたところ突然の雨。仕方なく待合室に展示された当駅がロケ地の一つとなった映画「剣岳点の記」の撮影風景の写真パネルを拝見したり、雨の止み間をついて駅舎外観を見たりするうち時間が過ぎて行きます。駅舎は屋根瓦もピカピカで随時手が入れられている様子でした。

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▲伊豆戦争の再現か

発車時間が迫りホームに入るとこんなシーンが。元東急8590系(現17480形)と元西武5000系(現16010形)が並びました。東急、西武というと昭和の時代、伊豆の覇権を両社が争った伊豆戦争を連想してしまいますが、富山では仲良くやっているようでなにより。

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▲不二越・上滝線へ

いよいよ地鉄最後の未乗線区に進出します。大任を担うのは地鉄オリジナルの14760形雷鳥色です。カボチャじゃなくてよかった。

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▲転換クロスシートが並ぶ車内

12:21、岩峅寺を発車、南富山を経由し電鉄富山を目指します。この時点で乗客は10人にも満たず、のどかなムードの中進みます。車内放送が「次はオーショウ」と告げます。表記は「王将」かなと思っていたら「大庄」でした。

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▲自転車積載スペース

感動の地鉄完乗に向けての進撃のはずですが、イマイチ気合いが入りません。車窓が単調なことと、帰りの新大阪からの接続が気になり、ついついスマホに見入ってしまいます。というわけで途中の様子は省きます。全線完乗地点となった稲荷町の駅名標も撮り漏らしてしまいました。

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▲電鉄富山駅に到着

なんだかグダグダなフィナーレとなってしまいましたが、なにはともあれ不二越・上滝線踏破と同時に富山地方鉄道全線完乗であります。めでたし、めでたし。
ということで12:55、約3時間ぶりに電鉄富山に戻って来ました。

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▲完乗記念グッズ

さて、気になっていた1日フリーきっぷの元が取れたかどうかですが、購入金額¥2600に対し、利用額は電鉄富山ー立山 ¥1230+立山ー岩峅寺 ¥640+岩峅寺ー電鉄富山 ¥740 計¥2610 と¥10の黒字でした! コロナ禍で苦しむ地鉄に打撃を与えることなく、自らも損をしないという絶妙の結果に終わったのでした。


今回の成果

新規踏破区間:富山地方鉄道 不二越・上滝線(岩峅寺ー稲荷町)15.7km 

富山地方鉄道踏破率:100.000%(85.517%) 
私鉄路線踏破率:51.726%(51.525%)
 ( )は直前のデータ
乗りつぶしオンラインによる集計

乗りつぶし 富山地方鉄道立山線編 2022夏の富山旅⑥

ニューレッドアローで立山線を踏破!

富山地方鉄道軌道線を乗りつぶした翌日は、地鉄の未踏破線区である立山線と不二越・上滝線を片付けにかかります。まずは立山線から。

◆立山線の「臨時」列車に体験乗車

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▲地鉄に移籍後も昔の名前で・・・

今回、地鉄乗りつぶしに出撃するに当たってはある列車の運転がきっかけの一つになりました。それが7月~10月末まで運転される立山線の「臨時」列車です。電鉄富山ー立山間に1往復設定され、内下り列車については途中2駅のみ停車の速達便なのです。コロナ禍による乗客減少でほぼ壊滅状態に陥ってしまった地鉄の優等列車、そんな中突如として現れた速達列車に興味をひかれたのであります。立山往復に際し各駅停車しか選択肢を与えられていなかったら二の足を踏んでいたかも知れません。

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▲電鉄富山駅のエントランス

平日の立山行き「臨時」の電鉄富山発は9:46,「ホテルヴィスキオ富山」を9:30頃チェックアウトし、駅前広場を横切り電鉄富山駅へ向かいます。立派な構えのエントランスに迎えられコンコースに入りましょう。

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▲今回利用した1日フリーきっぷ

今回の乗りつぶしには地鉄の鉄軌道全線1日乗り放題のフリーきっぷを利用します。¥2600と少々値が張りますが、果たしてモトを取れるでしょうか?
券面のデザインはご覧のとおり鉄分ゼロ。オマケに地鉄時刻表を付けてくれましたが、当然「臨時」は掲載されていません。

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▲発車標も堂々「臨時」表示

この「臨時」、途中停車駅は本線との分岐駅寺田と立山町の中心地に位置する五百石の2駅のみ。かつての特急が岩峅寺、有峰口にも停車していたのに比べても断トツの速達ぶりです。にも拘らず特別料金不要という大盤振る舞いです。
それでは3番乗り場へ急ぎましょう。


◆ニューレッドアローにご対面

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▲にっこり微笑むNRA

その3番乗り場でにっこり笑顔で迎えてくれたのがコイツ。西武鉄道から移籍して来たニューレッドアロー(NRA)こと20020形(旧10000系)です! 西武時代にはご縁のなかったコイツにまさか富山の地で乗車する機会に恵まれるとは嬉しい限りです。

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▲3両編成です

7両編成からコンパクトな3両編成に短縮されていますが、外観はほぼ西武時代のままのようです。


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▲西武時代の車番が

側面には地鉄の車番に隠れるように西武時代の車番が残っています。塗りつぶされていますが、打ち抜き文字なので隠し切れません。ちなみに3両編成の車番は・・・221(10106)+20022(10206)+20021(10102)→立山 ( )は西武当時。

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▲行先標はお手製で

こちらは立山方先頭車。表示幕の「臨時」に加えて、助士席には「臨時 立山行」と表示されたお手製の行先標が掲出されています。立山行の表示幕は用意されていないのでしょうか?

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▲仮ホームに移った1番乗り場

ここで構内下り方に視線を向けると何やら仮設ホームらしきものが見えます。現在電鉄富山駅はJR・あいの風の富山駅に続いて高架化工事が進められており、それに伴うホーム仮移設工事のようです。右側の仮1番乗り場は既に稼働しており、車内には「1番乗り場発の列車をご利用のお客様は時間に余裕をもってお越しください」という主旨の告知が掲出されていました。左手には施工中のホームも見えます。

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▲車内の様子

9:46,立山に向け定時発車。
私は先頭車の進行右側に席を占めます。車内は概ね西武時代のままのようです。座席は向い合わせ(4人ボックス状態)にセットされていますが、回転させることも可能です。

気になる乗り具合ですが3両編成各号車に10人足らずという状態。ガラガラではありますが、大して宣伝も打っていない割にはよく乗っていると思います。中には山登り風の乗客もチラホラ。

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▲セミコンパートメント?

先頭車連結面寄りにはこんなコーナーが。ヴィヴィッドな色合いのシートがロングシート状にセットされており、なにやら特別席といった雰囲気が漂いますが、その正体は優先席でした。元々はトイレがあった場所だそうです。


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▲常願寺川

さて、目を車窓に移しましょう。富山の市街地を抜け越中荏原ー越中三郷間で常願寺川を渡ります。下流域であるこの付近ではゆったりと流れる普通の川ですが、この後立山手前で見せるその表情は全く様相が異なります。

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▲のどかな田園風景が広がる

岩峅寺までの車窓は概ねのどかな田園風景が続きます。
平坦な区間ですが、スピードはさっぱり上がりません。それに速度がおおよそ60㎞/hぐらいになると激しいローリングに見舞われます。お陰で楽しみにしていたNRA名物モーターの美爆音は聞こえず仕舞いでした。

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▲押し寄せるグリーンモンスター

ところが岩峅寺を出た辺りから景色は一変、山の気配が濃くなります。線路際には恐ろしいほどの雑草が押し寄せ線路を呑み込まんばかりです。その様相はまるでグリーンモンスター。こんな所で脱線事故でも起きたらどうしようとあらぬ想像をめぐらしてしまいます。
勾配もきつくなり益々スピードは上がりません。

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▲千垣橋梁で常願寺川を渡る

終点立山も近くなった千垣ー有峰口間で常願寺川を渡ります。高さは40m近くはありそうです。
常願寺川の表情も上流域らしく荒々しい表情を見せます。
こんな険しい車窓が続く立山線ですが、かつて国鉄・JRから特急・急行が乗り入れていた時代があったんですね。今では想像もできませんが。

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▲ゴールを目前にもう一度常願寺川を渡る

さらに立山到着を目前にしてもう一度常願寺川を渡ります。上流域のこの付近では真川の別名で呼ばれることもあるそうです。川面に転がる巨石がこの川の荒々しさを物語ります。上流側には県道43号線の真川大橋が並行しています。

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▲終点立山駅に到着

10:39、立山駅に到着です。電鉄富山からの所要時間53分と普通列車に比べ10分程短縮されています。
ここで気になったことを1点。車内に設置された情報案内装置が「この列車は特急列車です。特急料金が必要です」とのデタラメ情報を終始流していたことです。運行システム上この列車は特急扱いなのでしょうか?

なにはともあれ富山地方鉄道立山線24.2km踏破完了です。

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▲立山駅コンコース

たどり着いた立山駅ですが、斜面に突っ込むような構造でコンクリートで囲まれたホームは薄暗くトンネル駅のようです。
一緒に列車を降りた乗客はすぐにどこかに消えて行ってしまい私一人取り残されます。折り返し時間は約30分、さて、どうしましょう。駅と周辺をざっと探索してみましょうか。

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▲立山ケーブル乗り場

2階は立山・黒部アルペンルートの一角をなす立山ケーブルの駅になります。それにしても人がいません。アルペンルートとの連絡が良くないのかなとも思いましたが、そんな時間帯に地鉄が臨時列車を設定するとも思えません。謎です。

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▲立山駅駅舎

駅の外に出てみます。周囲には宿が点在する程度で人影もありません。

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▲周辺案内図 目立つのは・・・

周辺案内図を見ると宿の他に目立つのは「P」の文字。どうやらアルペンルートをマイカーで訪れた人たちからクルマを預かり代行運転で反対側に回送するサービスに使われる駐車場のようです。
案内図下にある「千寿ケ原」というのは古くからのこの付近の地名で立山駅も開業当初は千寿ケ原駅を名乗っていました。

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▲折り返し待機するNRA

遥々西武からやって来たNRAですが、運が悪いことにコロナ禍とタイミングが重なってしまい出鼻をくじかれます。本来活躍の場になるはずだった特急列車が軒並み廃止に追い込まれ、コイツも稲荷町で無聊をかこつ日々を過ごしていました。それだけに今回の「臨時」列車仕業はコイツにとっては期間限定ながら待ちに待った晴れ舞台になったのではないかと思います。


などと、電車の人生いろいろについて考えながら立山駅を後にするのでありました。


今回の成果

新規踏破区間:富山地方鉄道 立山線(寺田ー立山)24.2km 

富山地方鉄道踏破率:85.517%(63.192%) 
私鉄路線踏破率:51.525%(51.216%)
 ( )は直前のデータ
乗りつぶしオンラインによる集計

乗りつぶし 富山地方鉄道軌道線編 2022夏の富山旅⑤

富山市内を行ったり来たり

富山駅前の「ホテルヴィスキオ富山」にチェックインし、暫時休憩の後富山地方鉄道軌道線の乗りつぶしに繰り出します。時間は既に16時を回っていますが、そこは8月、太陽はまだまだ陰りを見せる気配はありません。

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▲富山駅電停に並ぶセントラム(左)とポートラム(右)

ここで、今までの私の軌道線踏破状況を振り返っておきますと・・・いずれも南北直通化前の環状線(電鉄富山駅・エスタ前ー丸の内ー中町ー電鉄富山駅・エスタ前)と富山港線(富山駅北ー岩瀬浜)のみです。
乗りつぶしに着手する前に高架下に設けられた富山駅電停の様子を見てみましょう。

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▲富山駅コンコースから見た軌道線

3面2線の構内は、南富山駅前・環状線・富山大学前・岩瀬浜方面乗り場と降車専用にきちんと分けられており、余所者でも迷うことはなさそうです。

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▲今様のサイン類

サインプランもしっかりしており、共通したデザインでまとめられています。見苦しい野良サイン(紙に書かれた手製の案内表示)も見当たりません。サインプランが完結できている証拠でしょう。


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▲発車標も完備

フルカラーLED式の発車標も設けられていますが、発車時刻の表示がありません。路面電車の泣き所、定時運転に難があるからでしょうか?

富山駅電停、軌道線をコンパクトシティ政策の重要なツールに位置付ける富山市の意気込みが窺える立派なターミナルでした。

それでは電停見物はこの辺にして乗りつぶしにかかりましょう。


◆富山大学前へ
(富山駅16:39ー16:52富山大学前)

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▲8000形で富山大学前へ

作戦は全くの白紙です。まずは乗り場にいた富山大学前行きに乗るとしましょう。車両はシンプルなデザインが好ましい8000形。VVVF制御の現代っ子です。
丸の内から新規踏破区間に乗り入れ神通川を富山大橋で渡ると終点富山大学前に到着です。

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▲お約束の駅名標

隣の電停は、嵐電の「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」を抜いて、日本一長い駅名となった「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」。駅名標の次駅表示欄にも長々と表示されております。
乗って来た8000形が南富山駅前行きとなってすぐに折り返すようなので、私も富山駅まで引き返します。そのまま終点まで乗って行けばもう一つの未乗区間をつぶせますが、色々な車両に乗ってみたいので。
(富山大学前16:54ー17:10富山駅)


◆南富山駅前へ
(富山駅17:16ー17:38南富山駅前)

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▲南富山駅前へはレトロ電車で

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▲ミトーカワールド全開の車内

その甲斐あって次の南富山駅前行きはオールドタイマー7000形を水戸岡鋭治氏の手によりお色直しした「レトロ電車」に当たりました。車内は床、座席、つり革の持ち手に至るまで木を多用したインテリアに旧型車から流用したとされる照明とミトーカワールドが炸裂しております。加えて座席に沿うようにテーブルまで設置されています。路面電車にテーブルなんて邪魔になるだけやん、と否定的な意見を持っていた私ですが、隣の女子高生はテーブルにノートを広げせっせと宿題を片付けている様子。大先生、流石です!

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▲南富山駅前に到着

オフィスビルやホテルが並ぶ市街地を抜け20分程で南富山駅前に着き中町ー南富山駅前間踏破です。
レトロ電車の外観はこんな感じ。クリームとグリーンのツートンカラーがよく似合います。もちろん大先生お得意のロゴマーク、ロゴタイプもたくさん散りばめられております。

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▲レトロ電車でレトロな街へ

南富山駅周辺は見事なトワイライトゾーンと化しています。まるで昭和40年代にタイムスリップしたかのよう。同年代を生きて来た私にとっては初めてなのに懐かしいと感じる街並みでした。
さて、ここ南富山では地鉄不二越・上滝線に接続しているので、復路はそっちのルートにするかと発車時刻を確かめると当分列車はなさそうなので諦め再び軌道線で戻るとします。


◆南北直通を体感
(南富山駅前17:45-18:12インテック本社前)

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▲折り返しは近未来的なLRVで

帰りの岩瀬浜行きは往路とは打って変わってスマートなセントラムこと9000形。その走りっぷりも実にスマート。滑らかで静かな走りが印象的なLRVであります。

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▲9000形車内

そんなLRVの弱点が低床構造ゆえの客室レイアウトの難しさです。シート配列にも苦労の跡が窺えます。

始発時点ではガラガラだった車内も夕ラッシュとあって進むにつれて乗客を増やし、いつしか立ち客も多数。さて、この列車は岩瀬浜行きということで南北直通を体感できることになります。同時に最後に残った軌道線未乗区間、富山港線延伸部を乗りつぶすことになるわけです。

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▲南北スルーを体感

富山駅では時間調整のためかのんびり数分間停車します。その間に帰宅客を大勢吞み込むと、いよいよ富山駅北側に向け進み始めます。かつての富山駅北電停の位置が特定できないので、どの時点で富山港線延伸部を完乗したのか判断できません。まあ、余裕を持ってインテック本社前まで行けば大丈夫だろうということにします。
18:12、そのインテック本社前で下車し、これにて富山地方鉄道軌道線全線完乗であります。

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▲サントラムで撤収

今回の乗りつぶしでは色々な車両に乗ってみるをサブテーマに掲げました。結果、7000形、8000形、9000形(セントラム)、T100形(サントラム)に乗車できました。TLR0600形(ポートラム)を除く全形式に乗車したことになるわけです。

2時間足らずで首尾よく完了した今回の乗りつぶし、時刻表不要の頻発運転のお陰でストレスなく実行できました。なにより体調が最後まで良好だったのがラッキーでした。


◆おまけ

最後に富山駅前に集う軌道線の電車たちの姿をご紹介いたしましょう。

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▲ベテラン頑張る

最古参7000形です。今も軌道線車両の最多勢力を誇ります。当形式と8000形は富山港線には乗り入れません。

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▲渋い!旧塗装

7000形の旧塗装車です。やはりベテランには渋い色調が似合います。

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▲ポートラム数珠つなぎ

TLR0600形、通称ポートラムが入線待ちで渋滞中。旧富山ライトレール出身の車両です。

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▲白いセントラム

セントラムこと9000形。白・黒・銀の3編成が活躍中。所有者は富山市です。

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▲ホテルヴィスキオ富山8階からの俯瞰

今回宿泊したホテルヴィスキオ富山から軌道線を俯瞰してみました。標準塗装の7000形と銀のセントラムが行き交います。

今回はこれにてお終い。
次号では「話題の列車」で地鉄立山線を乗りつぶします。お楽しみに!


今回の成果

新規踏破区間:富山地方鉄道 軌道線(富山駅ー支線接続点、丸の内ー富山大学前、中町ー南富山駅前、富山駅ー旧富山駅北) 

富山地方鉄道踏破率 63.192%(59.317%) 
私鉄路線踏破率  51.216%(51.163%)
 ( )は直前のデータ
乗りつぶしオンラインによる集計