特急が来なくなった高岡駅
北陸新幹線開業後の高岡駅の様子が気になっておりました。ご承知のとおり新幹線は高岡駅は通らず市街地の南を通り、新たに新高岡駅を設置することになりました。・・・新幹線を現駅、新駅いずれに誘致するかは市を二分する大論争があったそうです・・・ 同時に高岡駅を通り特急街道と呼ばれた北陸本線は第3セクターに移管されローカル輸送に徹することに。サンダーバード、しらさぎ、はくたか、北越という特急列車群がひっきりなしに発着していた高岡駅に特急が来なくなった・・・。果たして高岡駅はどう変貌したのでしょうか?
![IMG_1808[316].JPG](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18085B3165D.JPG)
▲明るく、スマートになった高岡駅舎
新幹線が新駅を通るということは高岡駅及び周辺の中心市街地にとっては空洞化という波をかぶることは避けられません。そこで高岡市はテコ入れ策として高岡駅の交通結節機能の強化を打ち出します。地域の交通機関相互の乗り換えをスムーズに行えるよう駅周辺を再整備することで人の流れを活性化しようというわけです。

▲改札外自由連絡通路
まず、核となるべき駅舎は如何にも昭和の民衆駅然とした旧駅舎から駅ビル「クルン高岡」を併設したスマートな橋上駅舎に改築され、改札外には古城公園口(北口)と瑞龍寺口(南口)を繋ぐ自由連絡通路を備えています。ゆったりとした空間が確保され休憩できるスペースも用意されています。

▲1Fの待合室
1Fには鉄道利用者だけではなく、万葉線、路線バス利用者も対象としたゆったりとした待合室が設置されています。椅子も十分にあります。待たずに乗れるわけではない地方都市では必要度の高い設備だと思います。
奥には加越能バスが案内所を構え、左手にはご当地キャラのドラえもんの姿が。(高岡名産の銅製品にちなんで赤銅色をしています)。
◆駅ビルに乗り入れた万葉線
![IMG_1804[542].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18045B5425D-46636.jpg)
▲駅ビル内に移設された万葉線乗り場
そして結節機能強化の最大の目玉がこれ! 万葉線の駅ビル乗り入れです。これで降雪など荒天時でもストレスなく乗り換えできます。この種の利便性向上策は最近各地の路面電車で見られます。長崎市は新幹線乗り入れに伴う駅前大改造という絶好の機会を棒に振ったようですが。
![IMG_1811[314].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18115B3145D-0cb23.jpg)
▲ドラえもんトラムが発車
◆あいの風とやま鉄道で富山へ
それではJR北陸本線改めあいの風とやま鉄道に乗って次の目的地富山駅に向かうとしましょう。
![IMG_1802[540].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18025B5405D.jpg)
▲不思議な発車標
画像の改札口に設置された発車標、これが不思議なんです。右側が真っ黒に写っていますが、実際にはきちんと表示されています。タイミングを変えると今度は左側が真っ黒に。コンデジでもスマホでも同じ結果でした。いったいどうなっているんでしょう?

▲改札内コンコース
最新デザインらしきサイン類に従ってあいの風とやま鉄道下りホームへと赴きます。
![IMG_1817[220].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18175B2205D.jpg)
▲持て余し気味の長いホーム
かつて最長12両編成の特急列車が発着していた長いホームも2両~4両のローカル列車しか来なくなった今では持て余し気味。次の列車を待つ乗客で賑わっているのは2両編成が止まるわずかな部分のみです。
以上、城端線からあいの風とやま鉄道に乗り換える合間に駆け足で見て回った高岡駅。人が少なくなったな、というのが率直な印象です。特急利用客が丸ごと消滅したんですから当然ではありますが。幹線時代の長大なホームと新しいハードを持て余しているようにも見えました。とはいえ、結節機能の強化が図られた点は明るい材料でしょう。願わくば事業者、行政、利用者が一体となって持続可能な地域交通づくりに向け進んで行って欲しいものです。
では、15:06発富山行き447Mで高岡駅を後にします。車両はJR時代からお馴染みの521系2両です。
![IMG_1822[234].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18225B2345D-21d34.jpg)
▲今日の宿泊地富山に到着
列車は立ち客もちらほら出た状況で高岡を出発、富山に近付くにつれ乗客を増やし最終的にはドア付近に立ち客多数という状況で15:24富山に着きます。
北陸新幹線開業後の高岡駅の様子が気になっておりました。ご承知のとおり新幹線は高岡駅は通らず市街地の南を通り、新たに新高岡駅を設置することになりました。・・・新幹線を現駅、新駅いずれに誘致するかは市を二分する大論争があったそうです・・・ 同時に高岡駅を通り特急街道と呼ばれた北陸本線は第3セクターに移管されローカル輸送に徹することに。サンダーバード、しらさぎ、はくたか、北越という特急列車群がひっきりなしに発着していた高岡駅に特急が来なくなった・・・。果たして高岡駅はどう変貌したのでしょうか?
▲明るく、スマートになった高岡駅舎
新幹線が新駅を通るということは高岡駅及び周辺の中心市街地にとっては空洞化という波をかぶることは避けられません。そこで高岡市はテコ入れ策として高岡駅の交通結節機能の強化を打ち出します。地域の交通機関相互の乗り換えをスムーズに行えるよう駅周辺を再整備することで人の流れを活性化しようというわけです。

▲改札外自由連絡通路
まず、核となるべき駅舎は如何にも昭和の民衆駅然とした旧駅舎から駅ビル「クルン高岡」を併設したスマートな橋上駅舎に改築され、改札外には古城公園口(北口)と瑞龍寺口(南口)を繋ぐ自由連絡通路を備えています。ゆったりとした空間が確保され休憩できるスペースも用意されています。

▲1Fの待合室
1Fには鉄道利用者だけではなく、万葉線、路線バス利用者も対象としたゆったりとした待合室が設置されています。椅子も十分にあります。待たずに乗れるわけではない地方都市では必要度の高い設備だと思います。
奥には加越能バスが案内所を構え、左手にはご当地キャラのドラえもんの姿が。(高岡名産の銅製品にちなんで赤銅色をしています)。
◆駅ビルに乗り入れた万葉線
![IMG_1804[542].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18045B5425D-46636.jpg)
▲駅ビル内に移設された万葉線乗り場
そして結節機能強化の最大の目玉がこれ! 万葉線の駅ビル乗り入れです。これで降雪など荒天時でもストレスなく乗り換えできます。この種の利便性向上策は最近各地の路面電車で見られます。長崎市は新幹線乗り入れに伴う駅前大改造という絶好の機会を棒に振ったようですが。
![IMG_1811[314].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18115B3145D-0cb23.jpg)
▲ドラえもんトラムが発車
◆あいの風とやま鉄道で富山へ
それではJR北陸本線改めあいの風とやま鉄道に乗って次の目的地富山駅に向かうとしましょう。
![IMG_1802[540].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18025B5405D.jpg)
▲不思議な発車標
画像の改札口に設置された発車標、これが不思議なんです。右側が真っ黒に写っていますが、実際にはきちんと表示されています。タイミングを変えると今度は左側が真っ黒に。コンデジでもスマホでも同じ結果でした。いったいどうなっているんでしょう?
▲改札内コンコース
最新デザインらしきサイン類に従ってあいの風とやま鉄道下りホームへと赴きます。
![IMG_1817[220].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18175B2205D.jpg)
▲持て余し気味の長いホーム
かつて最長12両編成の特急列車が発着していた長いホームも2両~4両のローカル列車しか来なくなった今では持て余し気味。次の列車を待つ乗客で賑わっているのは2両編成が止まるわずかな部分のみです。
以上、城端線からあいの風とやま鉄道に乗り換える合間に駆け足で見て回った高岡駅。人が少なくなったな、というのが率直な印象です。特急利用客が丸ごと消滅したんですから当然ではありますが。幹線時代の長大なホームと新しいハードを持て余しているようにも見えました。とはいえ、結節機能の強化が図られた点は明るい材料でしょう。願わくば事業者、行政、利用者が一体となって持続可能な地域交通づくりに向け進んで行って欲しいものです。
では、15:06発富山行き447Mで高岡駅を後にします。車両はJR時代からお馴染みの521系2両です。
![IMG_1822[234].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18225B2345D-21d34.jpg)
▲今日の宿泊地富山に到着
列車は立ち客もちらほら出た状況で高岡を出発、富山に近付くにつれ乗客を増やし最終的にはドア付近に立ち客多数という状況で15:24富山に着きます。
![IMG_1818[222].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18185B2225D-5ceea.jpg)
▲あいの風とやま鉄道の?521系
普通列車とはいいながら特急街道を支えて来た高規格の線路と高性能を誇る521系による胸のすくような豪快な走りっぷりが印象的でした。
![IMG_1823[236].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18235B2365D-a7bef.jpg)
▲あいの風とやま鉄道かと思ったら
さて、高岡から乗って来た列車は疑いもなくあいの風とやま鉄道の列車だと思っていました。ところが帰宅後写真を見返していて車両がIRいしかわ鉄道のものだと気付きました。そうです。あいの風とIRの列車はほとんどが2社に跨って運転されるため両社の車両が入り乱れて走っているのでした。我ながら迂闊なことでした。
![IMG_1824[238].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18245B2385D-a712b.jpg)
▲富山駅改札内コンコースの発車標
壁面にビルトインされた発車標が珍しいので記録しておきました。
![IMG_1837[246].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18375B2465D-2797b.jpg)
▲富山に来たことを実感
新幹線開業後の富山駅を訪ねるのは今回が初めて。ですが新駅の外観は各メディアで何度も見ているので初めてとは思えませんでした。
それでは今夜の宿となる「ホテルヴィスキオ富山」にひとまずチェックインし、小休止の後富山地鉄市内線の乗りつぶしに繰り出すとします。
壁面にビルトインされた発車標が珍しいので記録しておきました。
![IMG_1837[246].jpg](https://mirai82.up.seesaa.net/_imagesblog_a6amirai82/IMG_18375B2465D-2797b.jpg)
▲富山に来たことを実感
新幹線開業後の富山駅を訪ねるのは今回が初めて。ですが新駅の外観は各メディアで何度も見ているので初めてとは思えませんでした。
それでは今夜の宿となる「ホテルヴィスキオ富山」にひとまずチェックインし、小休止の後富山地鉄市内線の乗りつぶしに繰り出すとします。