スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑩京都バス

節目の10社目は京都バス

北大路バスターミナルで京都市交通局のバス印をいただいた後は京都バスに向かいます。場所は高野川河畔に位置する高野営業所です。

RIMG1337 (480x360).jpg
▲高野営業所は高野川河畔に立地

北大路バスターミナルからアクセスするには市バスに乗り高野橋東詰バス停で下車、北大路をちょっと戻り高野川沿いに北上するとものの2・3分で到着です。

RIMG1340 (360x480).jpg
▲高野営業所に到着

営業所には着いたものの改築工事中ということもあって事務所棟への歩行者動線がわかりません。居合わせた乗務員さんに尋ねたところ「ちょっと戻って、そこの門から入って下さい」とのこと。私が見落としたようです。

RIMG1339 (480x360).jpg
RIMG1338 (480x360).jpg
▲事務所2階で記帳を受ける

こうして辿り着いた事務所棟2階の窓口で記帳を申し出るとベテランの係員さん登場。愛想よく押印してくれます。そして300円を支払うと手書きの領収書を発行してくれました。レシートは高槻市交通部でもらいましたが、手書きの領収書は初めてです。京都バスってキッチリした会社なんですね。

img055 (480x391).jpg
▲立派な領収書もいただきました

RIMG1341 (360x480).jpg
▲見落とされがちなバス停

節目の10社局目となるバス印をいただき撤収しようと高野車庫バス停に立ちます。バス停標識にはわざわざ「高野車庫バス停ここです」の表示が・・・。どうやら標識が塀に張り付くように設置されている為目立たずに見過ごされがちのようです。この時も私の前を通り過ぎていったおばさんが戻って来て「バス停ここですか!?」という一幕がありました。

RIMG1342 (480x360).jpg
▲京都バスに初乗車

やって来たのは41系統四条河原町行き。恥ずかしながらこれが京都バス初めての乗車となります。それにしても京都市内の路線バス、インバウンド消滅下でもなかなか混んでいます。ここまでの3本の市バスはほとんど立ち席。この京都バスも同じく。いずれも市中心部を走る幹線系統だったこともあるのでしょうが市内交通の主力をバスが担う京都市だけのことはあります。
バスは川端通りを南下し出町柳に到着、私はここで降ります。大阪への帰路は懸案だったあの車両に乗ってみようと思います。

◆京都バスのバス印はこれ!

img054 (480x366).jpg

京都バスのバス印は京都市交通局同様バス印帳に直接押印してもらう方式。非常に丁寧に記帳していただきました。デザインは会社名と社章の組み合わせに日付印という京都市交に似たイメージですが、右下に京都バスの沿線地域名の業務用スタンプが押されます。これは嵐山・鞍馬など20種ほどあるスタンプから好きなものを選べます。私は高野営業所に敬意を表して高野を選びました。

◆目標は17社局完集!
これでバス印ラリー参加17社局中10社局を陥れたこととなりました。スタート当初は目標を半分ほど収集できれば上出来としていましたが、既に達成。コロナのお陰で期間が来年3月末までに延長されたこともありコンプリートも現実味を帯びて来ました。そこで目標を17社局完集に修正いたします! とはいえ今までの10社局は比較的アクセスの良いところを狙っており、残っている7社局は三重県、淡路島、兵庫県のド真ん中など難関が待ち受けています。残すところ4ヶ月少々、なんとか攻略したいと思います。

        残すはあと7社局です!

嵐電話題の駅を訪ねる

いろいろと変わっています

スルッとKANSAIバス印ラリーの京都市内2社局を攻略すべく阪急西院駅から京都市交通局の記帳場所である北大路バスターミナルへ向かう途中寄り道したのが北野白梅町。

RIMG1325 (480x348).jpg
▲シンプルに生まれ変わった北野白梅町駅

まず訪ねたのが嵐電北野白梅町駅です。西大路と今出川通りという2大幹線道路の交差する北野白梅町交差点西側に位置する嵐電北野線の始発駅であります。この駅が駅舎改築及び構内配置の大幅変更という大規模なリニューアル工事を受け今年3月に面目を一新したとのこと。大学4年間、この界隈をうろうろしていた私としては是非この目でその変貌ぶりを確かめておきたかったのです。

RIMG1326 (480x360).jpg
▲柱には綺麗な装飾が。内部は待合室

まず駅舎を。小さくて、薄暗かった旧駅舎に比べ新駅舎はシンプルながらスマートな造り。小洒落た待合室も設置されて観光客にも使い勝手が良さそうです。
駅舎の改築に留まらず構内配置も従来の3面2線から2面1線へと大幅に整理されております。

RIMG1321 (480x360).jpg
▲立派な発車標も完備

改札口にはLCD式の発車標も設置されています。しかし、行き先に帷子ノ辻以外の駅名が表示されることって1日に何回あるんでしょう?

RIMG1327 (480x360).jpg
▲市バスFのりばに直結

加えて新駅のウリが交通結節点として市バスとの接続強化が挙げられます。北側ホームに接して市バスFのりばが設けられ、観光客に人気の急行102系統(金閣寺・大徳寺方面)を発着させ電車と市バスの乗り換えを数メートルの移動で実現しています。これにより嵐山方面と金閣寺周辺との回遊性が向上することになります。ただし、この時点ではコロナ禍により急行102系統は運休中でした。


◆日本で2番目に長い駅名を持つ駅へ

それでは次なる話題の駅へと移動します。ただし、電車は使わず歩きます。隣の駅ですから。

RIMG1332 (480x360).jpg
▲日本で2番目に長い駅名とは・・・

嵐電の線路に沿って歩きます。私が学生の頃と比べて学生相手らしいマンションが増えているようです。我々の頃は自宅生以外はほとんど下宿住まいでしたが、最近はマンションが主流のようですね。
さあ、着きました。ここが日本で2番目に長い駅名を持つ駅です。

RIMG1331 (480x360).jpg
▲さて何文字あるでしょう?

昨年3月に「等持院」から改称されたこの駅名(読み仮名26字)、当時は富山地鉄の「富山トヨペット本社前(五福末広町)」停留所(読み仮名24字)を抜いて読み仮名で日本最長の駅名になったものの、今年1月、同停留所が「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福(五福末広町)」停留所(読み仮名32字)に改称されたのに伴い最長のタイトルを1年足らずで返上、ただの長い駅名になってしまいました。

RIMG1333 (480x360).jpg
▲地図を付けないと多分迷子になる

この駅名改称以前から嵐電と立命館は北野線の活性化、市バスの混雑緩和などを図るべく関係を強めていましたが、昨年3月、地域社会の発展と人材育成への貢献を主旨とする連携協力協定を締結、その口火を切ったのがこの駅名改称なのだそうです。この協定が実を結び、京都が学生にとって一層居心地の良い町になることを期待します。

RIMG1329 (480x345).jpg
▲レトロ電車(モボ21形)を区切りに寄り道終了

それではバス印ラリーの戦線に復帰しましょう。北野白梅町へ向け再び線路に沿って歩きます。結局今回は嵐電に1円も落としませんでしたね。この穴埋めは次回必ずします。

次号ではバス印ラリー「京都バス」編を予定しております。⇒コチラ

スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑨京都市交通局

学生時代にはお世話になりました

コロナ禍による度々の中断にもめげず懸命にモチベーションを保ちつつ参戦を続けているスルッとKANSAIバス印ラリー。(詳細はコチラ) 今回は京都市内の2社局を攻略に向かいます。

RIMG1316 (480x360).jpg
▲特急は桂まで・・・

阪急京都線特急をとばし、淡路駅付近の要塞のような高架化工事に目を見張りつつ桂で準急に乗り換え、京都市内の地下線に潜り着いたのは西院。まず最初に京都市交通局を目指します。記帳場所は北大路バスターミナル。


RIMG1319 (480x351).jpg
▲レトロなムードが漂う西院駅地下ホーム

昭和初期に建設された西院駅の地下ホームは年輪を感じさせる独特の佇まいを見せています。大学入学当初はここで市バスに乗り換えて通学していました。それから40年近く特に目立つ建物が建ったわけでもなくバス停からの景色も大きな違いはありません。・・・念のため調べたところ西院駅ビルが改築されているそうです。私の記憶など当てになりません。



RIMG1320 (480x360).jpg
▲市バス205系統で西大路を北上(北野白梅町)

西院(バス停は西大路四条)から北大路バスターミナルへは複数の系統を利用できますが、ここは40年前と同じく循環系統である205系統を選びましょう。懐かしいバス停を辿ってバスは北上します。さて、記帳を前に訪ねておきたい場所があります。ということで北野白梅町でいったんバスを降ります。寄り道の様子については項を改めて・・・。


RIMG1324 (360x480) (2).jpg
▲北野白梅町の行き先案内

見るべきものを見たのでさらに北上を続けます。バス停の行き先案内を見ると主要観光地を結び観光客に人気だった急行101系統、急行102系統はコロナ禍により運休中とのこと。京都市交は乗客減で辛いところでしょうが、押し寄せる観光客で混乱していたオーバーツーリズム時代は願い下げです。
今度は同じ循環系統である204系統に20分ほど揺られ北大路バスターミナルに到着。乗降場は地下2階にあるそうでバスはスロープをどんどん下っていきます。このバスターミナル、地下鉄北大路駅に直結し、商業施設なども併設した大規模なものですが、照明が薄暗く、全体に煤けたムードが漂います。

◆京都市交通局のバス印はこれ!


img053 (480x370).jpg
▲京都市交通局のバス印

記帳場所である「案内所」は地下3階とのこと。やれやれ、腰を労わりつつ地下2階から降りて行きます。たどり着いた窓口で記帳を申し出るとバス印帳を召し上げられました。張り紙式ではなく直押印してくれるようです。戻ってきたバス印帳には交通局の局章を中心に太いゴシック体で局名、加えて日付印とシンプルなデザインですが、珍しいゴシック文字が強烈なパンチ力を発揮しています。
これで9社局目をやっつけました。もう1社に急ぎましょう。時間はそろそろ16時、秋の陽は釣瓶落としです。

          残すはあと8社局です!